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インフルエンザのシーズン到来 

今日のmanchesterの日の出は8時16分、日の入りは16時21分。
(Tokyoでは、6時50分が日の出、16時51分の日の入りだったそうです)
段々と、日が長くなってきました。
1日中、家にこもって座っていたので、引きこもり解消に出かけてみました。
16時ごろの様子です。
20070116172906.jpg

まだ、007・カジノロワイヤルの広告を載せたままのバスが走っています。

さて、1月12日付けのYAHOOニュースに、広島県が、
インフルエンザ流行シーズンに入ったと発表した、とありました。


年末年始に、一時帰国した際に、インフルエンザのニュースは見あたらず、
親戚のちびっこ達の幼稚園でも聞かない、ということでしたので、
今年は例年より遅めなのかしら、と考えていたのです。

通常、11月末から12月にかけて、流行り始め、
1月下旬から2月がピークで、3月頃まで流行は続きます。


流行シーズンに入った、という発表があれば、通常のパターンからすると、
1-3週間後には注意報期にはいり、5-6週後には警報期になります。
間もなく他県でもニュースが出るかも・・・と思っていたところ、
1月16日に、三重、山口、島根、大阪などで学級閉鎖があったそうです。

シーズン到来です。





実は、帰国時に、インフルエンザワクチンを接種してきました。

ここ英国において、
sonosonoは、給料から天引きで、英国国民保険に強制加入ですが、
私は無職であるため、今のところ無保険です。
(長期滞在者用のプライベート保険には入っていますが・・・)

少しでも、健康上のリスクを減らしておこうか、という目論見でしたが、
接種後、少し気になり始めました。
もしや、日本と英国のインフルエンザ流行の型と、そのワクチンが違う可能性があるのでは・・・


医師ではありますが、専門外の場合、
最新知識は、頭の中に入っておらず、
さりとて、過去の基本的な知識も記憶の海の深い底に沈んでいます。


慌てて、勉強しはじめました。


信用あると思われるサイトは、やはり、
国立感染症研究所、感染症情報センターでしょうか。
この中に、インフルエンザのページがあります。

CDC.jpg
CDC=米国疾病予防管理センターのインフルエンザのサイトも御覧下さい)


インフルエンザは、古くはヒポクラテス(紀元前460年生)の時代からあったと言われ、日本では平安時代にインフルエンザの流行を思わせる記載があるそうです。
(*ヒポクラテス:医師にとっては、とても重要な歴史上人物なのですが、
そういえば、医療関係者ではない方にとっては、無名かもしれません。
また、ヒポクラテスについても触れてみたいと思います)


1918年には、有名なスペインかぜが、世界中で猛威をふるい、全世界の罹患者数6億、死亡者は2,000-4,000 万人にのぼったと推定されています。(第一次世界大戦による死者よりも多い数です)

日本には、翌冬の大正8-9(1919-1920)年の冬に流行が持ち込まれ、
罹患者は2,300 万人、死者は38万人に及んだといわれるそうです。
当時の新聞には「流感の恐怖時代襲来す-一刻も早く予防注射をせよ-」という見出しがあったそうですから、いかに、恐れられていたかが分かるとおもいます。
(実際にインフルエンザワクチンが実用化したのは、この20年後です)



1931年にブタのインフルエンザウイルス、続いて、
1933年にヒトのインフルエンザウイルスが分離され、
その後、ワクチンの研究開発がすすみ、
60-70年前の1940年代に米国で不活化ワクチンが実用化されました。

この不活化ワクチンは、発熱、ショックなどの副作用が多かったのですが、
その後、HA型ワクチンという、発熱物質などを除去し、免疫に必要なHA(ウイルスの粒子表面の蛋白質の一つ)を主成分としたワクチンが実用化されました。
1972年、日本でのことです。


green1月
(最近のsonosonoのグリーン)



インフルエンザウイルスは、
その抗原性の違い(ウイルス粒子の表面蛋白の違い)により、
大きく、A型、B型、C型に分類されます。
この中で、流行するウイルスは、A型とB型。

A型インフルエンザウイルスは、ヒト以外に、ブタやトリにもあります。
(これは、鳥インフルエンザで一躍有名になりました)
広い意味で、人畜共通感染症としてとらえられていて、
最近では、渡り鳥がインフルエンザの運び屋として注目を浴びています。
(これは、私が大学生の時、トピックスとして習いました)
対して、B型とC型は、もっぱらヒトのみのものです。


A型ウイルスを、もっと細かく調べると、ウイルスの表面の蛋白である、
赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という糖蛋白の種類で分類されます。
HAには15種類の亜型(H1~H15)が、
NAには9つの亜型(N1~N9)がありますが、
この二つは、各々、様々に組み合わせられます。

さらに、このHAとNAは、
ウイルスの遺伝子の点変異(わずかな遺伝子の違い)を起こして、
毎年、抗原性をマイナーチェンジするため、ヒトの免疫機構からのがれてしまいます。

また、このA型の主にHAが、数年から数十年単位で
突然、フルモデルチェンジを行うことが知られています。
マイナーチェンジの場合と異なり、
ヒトには、フルモデルチェンジしたウイルスに対する抗体が
全く無いため、大流行となります。


この、巧みな抗原性の変化が、
60年も前にウイルスが分離されて、
ワクチンも早い時期から実用化されているにもかかわらず、
インフルエンザがいまだ、世界中で流行している理由の一つなのです。


(夏、購入したばかりの時のsonosonoのグリーン過去写真)



ヒトインフルエンザウイルスで、
これまで大変異を起したのが分かっているのは、
H1~H3の3種、N1~2の2種です。

20世紀以降、科学的に解明されている、
ウイルスのフルモデルチェンジによるインフルエンザ大流行は
1.1918-19年:スペインインフルエンザ(H1N1)
2.1957-58年:アジアインフルエンザ(H2N2)
3.1968-69年:香港インフルエンザ(H3N2)
の3回です。

siro2.jpg
(シロちゃん、もしかして飽きてしまったかしら・・・)

(その2へ続く)








sonosono便り
「久しぶりに、大学で電話をとって、人に取り次いだよ」
  ・・・あら、めずらしい。
「本当はどうやって取り次ぐの?」
  ・・・え?今日、ちゃんと取り次ぎが出来たのでしょう??
「ウェイト、コニ~!、てれふぉん♪って言ったら大丈夫だった」
  ・・・まぁ、通じることが大事ですよね。





クリックして、一票いれていただくと、張り切ります。


<追伸>良かったら、コメント書いて下さいね。

コメント

はじめまして、いつも楽しく読ませていただいています。
もう25年以上も前になりますが、ロンドンに7年ほど住んでいたことがあるので、読みながらなつかしくなることもしばしばです。
当時の英国では、たとえ旅行者であっても無料で医療が受けられるNational Healthというのがありましたが、いまはもうないんですか?
体調を崩して、1週間ほど入院したときも、まったくのタダでした。まあ、その分、いろいろと問題はありましたが。
またいろいろと昨今の英国事情をアップしてくださいね。

インフルエンザ
おっしゃるとおり当地は流行シーズンにはいりました。
うがいと手洗い励行です。
しかし、実際、現在私の周りは嘔吐下痢症の人で一杯です。
ノロも多いです。本当に本当にどうなっているんでしょう?
今まで聞いたこともないような病気がだんだん多くなっています。こわいです。
健康保険のお話ですがたしか日本の健康保険に継続して加入していれば海外での医療費の還付って受けられませんでしたっけ?留学中の友人がそんなことをいっていたような気が・・・・・(ごめんなさいいい加減で)
sonosonoさんのグリーン着々と大きくなっていますね?この勢いではジャングルも夢でないかもです。

インフルエンザの予防注射
私も予防注射受けました。異国で体調を崩して受診するのは、精神的にも金銭的にも大変そう。(医師だから大丈夫かもしれんけど) お気をつけて。
そういえば最近見たNUMBERS~天才数学者の事件ファイル~という外国ドラマに「スペイン風邪」というのが出てきてたなぁ。いつも、勉強熱心なmarimariさんを見習って勉強して、なんとか脳の退化を食い止めなくっちゃ。
「漢字書き取り毎日50回!」と今日はボスに言われた私。。何歳やねん??
>Aliceさん
はじめまして。ご訪問、コメントありがとうございます!

最近、NHIは1年以上の滞在者を対象としているのだ、と
聞いたので、素直にその通りかと思っていました。
でも、オットsonosonoは、給料からNHI代を天引きなので、
対象ですよね、きっと。
私はお金も払ってないから・・・と遠慮してたのですけれど。

そうですね、言われてみると、
よく考えると、1年以上滞在するかどうか、なんて
病院には分からない話かもしれません。
さらに考えると、私はsonosonoに扶養されていることになるわけですから、対象かも!(1年以上いる予定だそうですし)

ロンドンに7年いらっしゃったのですね。良いですね、ロンドン。都会で。
また、色々と教えてください。
よろしくお願いいたします。
>rikaさん
ノロも、まだまだ流行っているのですね・・・
でも、ノロウイルス流行の影響で、手洗い励行、感染予防の意識が高まっていて、インフルエンザ流行の時期が遅いのは、そのおかげかも、と言っている人もいるようです。

本当かどうかは分かりませんけれど。
(気温や湿度の関係もあるのではないかと思っていますが)
でも、予防が一番!

そう、最近は海外在住者にも適用してくれる事があるそうなのですが、住民票をぬいてしまうと、駄目らしいです。所得税や住民税払うのがいやで、抜いちゃいました・・・
Aliceさんに教えていただいたように、英国保険で頑張ります。

sonosonoジャングル、に、なっちゃうのでしょうか?
私は、マメにくるくる向きを回してあげています。
>katuobusiさん
今回、改めて、興味をもって勉強しなおしてみると、
本当に大事件だったようです。
学生の時には、試験用の知識としてしか聞いていなかったかも・・・と反省するほどです。

本当に、すごい罹患率、そして、死亡率です。
今、新型インフルエンザが恐れられている訳です。

書き取り、頑張ってください。応援しています。
楽しいことを思い出しながら、
50回といわず、100回、どうでしょう。

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