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運命の双子 

今日のマンチェスターは晴れ、-2~6度だったそうです。

(昨日載せ忘れた写真:
チェスター・イーストゲート・クロックから旧市街を臨む)
20070206165925.jpg

チェスター旅行記は、また明日に。


今は昔のお話なのですが、
大学卒業前に進路を選ぶ際、私の大学には、
心臓を専門にする女性医師はいませんでした。

多くの方に、循環器グループ(心臓内科を専門とするグループ)には
きっと実際にはいれてもらえないよ、今まで皆無でしょう?
と言われていて、
やはり他の専門を選んだほうがよいのだろうか、
同じ心臓専門でも、小児科なら入れてもらえるかしら・・・
と悩んでいました。
(当の循環器グループチーフには、かまわないよ、
と言われていたのですが・・・)


成人の心臓をみる医師にも、内科と外科があるのですが、
心臓外科の教授をもつ外科講座を、臨床研修でまわった際に、
上に書いたような悩みを、ふと教授にもらしました。
(部下である医局員よりも、学生という気楽な立場の方が、
色々とお話しやすいのです)

すると、
「いいんじゃない、おやりなさいよ。」
と、初めて、嬉しいお言葉をかけていただけたのです。


その教授がお話してくださったのは、
米国で初めて、心臓外科教授の地位にまで登った女性のことでした。
女性の社会的進出がすすんでいるアメリカといえども、
外科、それも心臓外科という男性がほとんどを占める分野において、
女性の、しかも、教授が誕生したのは、そのほんの少し前のこと。

「大きな学会のステージにね、バーンと赤いドレスを着て、現れるんだよ。
かっこよかったねえ。どんどん後に続きなさい。」


と、後押ししていただいて入局した私ですけれど、
まじめに教授をめざせばよいものを、まずは、形から入り、
見習ったのは、赤いドレスをきて学会に現われる、という部分で、結果として
「いやぁ、どこにいるかすぐ分かって良いよ」
と、目印として活躍することに・・・


入局後、初期研修もおわると、大学にいるからには研究も必要、ですので
循環器グループのなかで、さらに身近なボスを決めることになるのですが
私のボスはアメリカ帰り。
米国で留学していた研究室ボスのwifeが循環器内科のチーフだったそうです。
「すごいんだよ。新聞にも取材されててね。
一卵性の双子で、二人とも女性初の高い地位に登った姉妹。
かたや循環器内科、かたや心臓外科のトップだよ」


!!!
それはきっと、私がかつて、お手本として示された、
あの赤いドレスの女性のことではありませんか!

後日、縁あって
循環器内科を専門とする妹教授の方にお会いすることが出来ました。
運命の人(の双子の妹)だわ♪とシゲシゲ観察させていただきましたが、
むちゃくちゃパワフル。
朝は6時半から働き始め、
彼女の持つ研究室にも嵐のようにやってきて、嵐のように去っていく・・・
医師になるきっかけの一つが、あなたのお姉さんでした!なんて
告白する隙など、とてもとてもありません。

尊敬の念をこめて、「彼女はコワイよ~」という方も。
ほんと、えらくなる人は、違いマス・・・
(ちなみに彼女の趣味は、猫&ゴルフ。ライフルも得意らしい・・・)


私を後押ししてくれた、心臓外科専門の姉教授は、
残念ながら、本や雑誌でお名前を見るのみ、なのですが、
今、ネットをチェックしなおしたら、写真を発見!
わっ、妹とそっくり。というか、双子なのだから似てて当たり前でした。


ネット上に残された新聞記事や雑誌記事を読んでみると、
ご両親とも医療関係者ではないそうです。
一卵性双生児の娘二人が、
それぞれ、米国初の女性循環器内科教授と心臓外科教授に。
メディアがとりあげない訳がありませんね。


そういえば、姉教授も猫好きだそうです。
きっと、性格も似てるんだろうなぁ・・・
でなければ、こんな地位まで登れないもねのねえ・・・
と、英国でしみじみ、偉大な先輩に思いを馳せています。


さぁっ、(ずいぶんレベルは違いますけれど)
私も、一丁頑張ります!
主婦業もね、頑張らないといけないんです。
sonosonoが、おかきを主食にして、体調崩すから。
でも、英国の病院の様子も見てみたいかなぁ、と・・・








sonosono便り
昨日、お見せした我が家の水仙の名は
Narcissus 'tete a tete'
sonosonoが、僕が一番に咲いたのを見つけた!と主張しています。
あっ、もう一つ咲いた!とか言ってるのに騙されたりして
ちょっと悔しい今日この頃です。
20070206193015.jpg
tete a tete はフランス語で内緒話という噂ですが・・・正解?
はままつフラワーパークのサイトで見つけたのですが、
こちらでは1月のおすすめの花になっていました。



もう一つ余談を。
心臓カテーテル検査などを行う際に、
ドラマERなどでよく見る、青や緑の作業着に着替えるのですが、
(↓こんなの)
20070206165941.jpg
当初、男性用しか用意されていなくて、でも、
Mサイズを着ても大きいのですよね、やはり。
襟ぐりが大きいので、チチ隠せ!と怒られたり
検査中にズボンがずって、ハンケツになったりしていました。
あぁ、情けない・・・
もう最近は大丈夫です、女性も増えたので。










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コメント

出世してエラくなる女性というのは、ときとして周囲の者に不快感を与えるほどにパワフルですよね。

私の尊敬する人に、加藤静允という方がいます。陶芸家としても玄人。かの白州正子さんが一目をおいておられた方です。趣味は釣り、書画、骨董蒐集……。
昨今はNHKなどでも取り上げられ、知る人ぞ知る、という存在です。
けれどもう一つの顔はあまり知られていない。小児科のお医者さまとして、その半生を捧げてこられました。今も現役ですけどね。先生に命や生き方を助けてもらった元子どもたちは、数多し。
多くの元子どもたち、元若い母親たちから、一目おかれる先生です。

ハートを正常に動かすだけでなく、ハートを豊かにしてくれる医者、そんな外科医がいたらいいのに。
っていうか、marimariさんには、なってほしい、と唐突ですが、思ってしまったlottaでした。
ハンケツ
カステルという言葉は『キャッスル』と関係あります?町の名前にも歴史を感じますね。
ハンケツ、漢字にするとたいへんなことになりそうですけどカタカナだったら上品な気が・・・・
スイセンですが、どうしても品種改良すると香りが弱くなるらしく日本スイセンの方がいい香りがするみたいですね。'tete a tete'音もかわいい
>lottaさん
そのくらいのパワーがないと、道は切り開けなかったのだと思うと、本当に偉大な先輩です。(部下として働きたいかどうかは別なのですけれど)不思議なことに、妹教授のオット(この方はもっともっと上の地位におられます)は、とっても穏やかなよい人なのです・・・
かとうきよのぶ先生(自力では読めませんでした)、ちょっと追っかけてみます。教えていただきありがとうございました。
知識、経験、体力を考えると、今が一番「脂が乗った」といわれる時期でもったいないのですけれど、一生続ける仕事ならば、数年の実務ブランクは、その時間をいかに豊かに暮らせるか、で埋められるだろう、と考えてすごしています。
ハートを豊かに・・・素敵な言葉です。
あ、徳永先生も好きです、私。
>rikaさん
その通りです!
ハンケツ・・・手で服をさわれない時になっちゃうのですけれど、そういう時は上にもう一枚着ているから、上の一枚を脱ぐ時が勝負なのです。チビだと色んな事がおこります。先輩には、垂直方向に努力する人だね、政治的に正しく言うと、なんていわれました。なんじゃそれは、って感じですよね。
たくさん咲いても、弱いんですね、香り・・・
では、見て楽しみます!ありがとうございました。
こんにちは
私がとっても大好きな心から尊敬している女性もアメリカ人です。パワフルで優しいです。とても思いやりが歩けど、日常のどんな小さなことでも不正なものに立ち向かうとき怖くなります。少しでも近づきたいなあと思し、こういう女性を生み出すアメリカってすごい国だなあと思います。
  • [2007/02/09 05:24]
  • URL |
  • ママ・チットロム
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲
>ママ・チットロムさん
あぁ、素敵な方なのですね、きっと。
アメリカという国には、私の場合、
圧倒されてしまいがちなのですが、
正しくありたい、という心意気が好きです。
友人がいると思うと嫌いにはなれない国の一つです。

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