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始まり 

今日は、ほどよく晴れていましたが、
でも、気温は低め。
軽く暖房をいれました。
20070523193812.jpg

今日は、
始まり
について。



日本において、
法的に、
医師としての始まるのは、
もちろん、
医師国家試験に合格し、
医師免許を手に入れてから、
なのですけれど。



でも、個人的には
気持ちは・・・
それより、もっと前から始まっていた
と感じています。



入学して、
それから、3年目の春。
ちょうど、この季節です。

系統解剖の実習の始まり。


どうぞ、役に立てて・・・

献体していただいた、
大事な、大事な
その抜け殻に向かい合い、
第一刀を入れた時。



私個人のことをいえば、
そこから、
始まっているように思います。

20070523193827.jpg



私の場合、
4人で1体、
使わさせていただきました。

正直に告白すると、
こわくて、
第一刀は、私はいれられませんでした。


その後、1週間に、少なくとも3日は
そのご遺体と向かい合い、
何ヶ月かともに暮らしました。


あぁ、
これでもう、引き返せないのだ、
と思った瞬間でもあります。


その間、
防腐剤のフェノールと、
大事なご遺体の
あわさった
そんな匂いと、

洗っても、洗っても
取れない
そんな匂いと、
ともに暮らしました。


生前の名前も知らない
ご遺体ですが

私が正気でいるかぎり、
その体のことは
覚えているでしょう。


私の医師としての人生は、
彼女とともに。









↑ほとんど都市伝説のように、ホルマリン漬けの・・・
 という話がありますが、都市伝説です。
 1体、1体大事に、大事に保管されています。
 でも、あの実習で、魂を壊してしまう医学生も
 ゼロではないと感じています。その、是非は別にして。




コメントもお待ちしております。

コメント

もうずっと前ですが、知人のお父様がお亡くなりになったとき大学病院に献体されたとか・・・・そういったことを思い出しました。しかし、看護士の友人達からこんな話も聞いた事があります。授業中にバケツが回ってきて、先生に手袋をはめて触ってみるように言われた。見ると、人の心臓がはいっていた。
私が友人に担がれたのかも?しれませんが。この手のお話はきっと印象が強烈なためいっぱいあるのかも知れません。
さて、昨日のナスですが、英語でたしかナスは卵の植物と言うんでしたね?ひょっとして観賞用?のナスなんでしょうか。それともすごいナスが好きなおうちとか?
こういう強烈な体験っていつまでも心に残りますよね.医学部の友人から解剖実習の話をよく聞きますが,医者を目指す人にとって大きなイベントなんでしょうね.
自分にとって進路を決定づけたイベントってなんだろうと考えていたのですが,これと言って思い当たりません.実際,今でもわずかながらシフトしつつありますし.
ドクターになるというのは、教科書を読むから始まってほんとうに沢山のステップをふんでいるんですね。改めて、尊敬してしましました。
今日、友人に久々に会ったら、ご主人が拡張型心筋症になり、現在は慢性心不全で入院していて、バチスタ手術を勧められていて迷っているという話を聞きました。
特別な病気、特別な手術と思っていたので、本当に驚きました。
病気というのは、容赦がないのですね。

>rikaさん
なかなか、この解剖実習用に献体しようという気持ちになれる方は少ないと思います。本当に、感謝、感謝です。
心臓の話については・・・?ですが、資格のある解剖学の先生の授業で、医学部生が実習中ならば、ありうる話かもしれません。たぶん、こんな仕組みになってるんだよ、よく見てみて・・・という話だったのかなぁ、と。で、触ってみろ、だけが強烈に心に残ってしまったのかもしれません。

うーん。でも、お庭に植えられていたので、ナス、観賞用かしら?
これから、ピーター見つけに行ってきますね。
>LiLA管理人さん
通常の場合、ヒトの解剖したがる人はいないので・・・(ごく一部の例外を除く)
嫌々やるわけですが・・・(好きなヒトの気持ちはさっぱり分かりません。て、当たり前ですね)

私も、狭い意味での立ち位置は微妙にかわりつつあります。惑わずにすむ年になれば、よいなぁと思いつつ。でも、おそらく、死ぬまで惑ってるのだろう、とも思いつつ。
>翔太ママさん
出来れば、やらずにすむと良いのですが、
(世界中には、御献体不足で、実習できない大学もあると聞きます)
でも、経験していると、していないとでは、その後の理解に違いがかなりあると思います。

本当に。
望まない時に、思いもかけず、やってきます。誰もが、病気になる可能性は、必ず持っているのですが、忘れていますよね、普段。
心不全の治療もかなり進んできてはいますが・・・でも、移植を含め、手術など、お薬以外の治療が必要な方も、もちろん、まだまだおられます。治療が、うまく進みますように。

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