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論文ってむずかしい・・・ 

こんばんは。
20061204204329.jpg

今朝、sonosonoは出かける前に、
アドベントカレンダーの4日目の扉をこっそり、あけていました。
中身を食べられてしまったかと、ちょっとあせりました。
↓開封、寸止めの様子。
20061204204337.jpg


どうしようかと思ったのですが、smokingのお話が気になるので、
クリスマスマーケット~その3は延期・・・して、噂の記事のお話。

さて、発端はある週刊誌の「受動喫煙は子供の発がん率を低下させる」という記事だと思いますが、どうでしょう?

最近、別の週刊誌に禁煙学会からのコメントを冒頭にのせた記事を載せているそうです。


事の起こりは、こちらのページによると、
1998年に、イギリスのサンデー・テレグラフという新聞に、
まだ発表前の論文がリークされたことだそうです。

このため、その後、有名医学誌のニュース欄で2度もとりあげられています。
もと論文のリンクはここ


「論文」というのは、書いて投稿したら、そのまま雑誌に載せられる訳ではありません。

審査する方がちゃんといて、
「うちの雑誌に載せるレベルではありません」、
とそのまま返されたり、
「ちょっと、ここのデーターはどうなの?」
「このデーターからこの結論はおかしいんじゃない?」
なんて質疑討論したりします。

「ここを補強するデーターがあるの?」
と言われて、追加実験したりもします。
それで、「OK!じゃあ載せてあげよう!」と言ってもらえる事もあるし、
「やっぱり、駄目だね、残念だけど」
と何ヶ月もやりとりした末に断られることもあります。


その途中のデーターが何故か、新聞社にもれたのだそうです。
そして、論文著者の意見とは違った結論を勝手に書き、
WHO(世界保健機構)がデーターを隠蔽している、
なんて書いたのだとか・・・


うむむ・・・
その顛末については、作家川端裕人さんのサイトでコメントされていました。


この研究は、
「ケースコントロールスタディー」というデザインになるので
(難しいことは、あえて省略)、
小さい頃に受動喫煙した人が長生きできなかった、
というバイアスがかかる可能性も・・・
というコメントもあります。


論文自体を私も読んでみましたが、著者自身が、
子供時代の受動喫煙のデーターに関しては、
「統計的なゆらぎ」である可能性がある、と書いておられました。


そもそも、信頼性のある統計をとるためには、
ある程度、数が必要だとされているのは、
TV番組・トリビアの泉みてたら、なんとなく分かるのではないでしょうか。


というわけで・・・

この、問題とされた論文のデーターを組み込んで、
さらに症例数を増やして、統計をとった結果が、
2004年に発表されました。

受動喫煙で肺癌のリスクは高まる(程度が大きいほどリスクは高い)、
子供の頃の受動喫煙については、リスクを増やすが、
調査によってばらつきがある、という発表になっています。
(子供時代の状況については、何十年も前の生活を正確に把握するのは困難なため、と理由付けされています)


この週刊誌の件に関して、
日本呼吸器学会もサイトで声明を出しています。



大人になって、配偶者の喫煙で肺癌になるリスクが高くなるのに、
子供時代の受動喫煙が肺癌予防になる、
というのは非常に考えにくい話だと思います・・・

もし、仮に、万が一あったとしても、
喫煙および受動喫煙は健康に悪影響だということは、
着実に積み上げられてきたデーターがありますので、
喫煙を勧めるのではなく、メカニズムを研究して医療に役立てる、
という方向になるのではないでしょうか。





アドベントカレンダーの4日目は・・・大仏?
おそらく、違います。東方の三人の王(三博士)ですよね、きっと。
20061204204344.jpg




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つれづれなるモナカをのぞくと、ハワイ旅行中。羨ましいですこと・・・

しゃ、社長?心臓が悪いのに、駄目ですよ、タバコは!
大事なお体にさわります!!
まーるぼろ?といえば、フィリップ・モーリス。
フィリップ・モーリスもタバコは体に悪いって言ってますってば。

・・・まっ、いいか。ぷく社員、他に夢中になってて、タバコ買って来れそうにないし・・・









sonosono便り
20061204204353.jpg

(クリスマスマーケットで買った帽子をかぶるクマジロー:sonosono代理)




<追伸>良かったら、コメント書いて下さいね。喜びます。

コメント

ありがとう
昨日コメント返していただいたrikaです。
詳しいお話ありがとうございます。
この手の内容はほんとに私たち診察してもらう側には難しいですね。私は、父が癌の手術を受けるとき、お医者に「肺は切ってもまた再生するんですよね?」と質問し場を氷つかせましたv-11そのとき大変丁寧に説明していただき、術後にもたびたびいろいろ説明していただきました。勉強になりましたよ。Dr.ダテに感謝です。そのときのDrに父が言われたのが「僕はあなたがたばこをこれからも吸い続けるなら手術することはできません」という厳しいお言葉でした。父は癌のほかにも肺気腫もあり、これは最近わかったことですがアスベスト色付きの文字のキャリアです。たばこ父にはリスクが高すぎますねv-40私のであった先生のようにわかりやすく説明してもらえる環境が日常あればと思います。
>rikaさん
お父様、大変でした。そして、ご家族の方も。
Dr.ダテ、厳しいお言葉でしたね!でも、きっと、どうであっても手術はしてくださるはずです(~_~)。
(術前に禁煙できないと、危険で手術出来ませんけれど)
呼吸器学会や、循環器学会は、禁煙を啓蒙するよう学会員に厳しく伝えています。
私はそういうキャラではないから、
Dr.ダテのようにしても、似合わないので・・・
こういうエントリーを少しでも読んで、
煙草を吸う人も、吸わない人にも
へぇ~って言っていただければよいかと。
なので、読んでいただけて、とても嬉しいです。

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